男子の欲望

大人の欲望って、特に男子の欲望は凄いと言います。

北海道の奥地に分け入った日本人としては、間宮林蔵などが有名ですが、実は、女性も奥地に入っていたそうです。

    可憐なる裸の女性の石造

有名なところとしては、北海道厚別(牡蠣が有名なところ)に遊郭があったそうです。
場所としては、釧路とか根室の方ですから、結構奥地です。
実際は、船で行ったのでしょうが、明治の頃には遊郭があったといいますから、その当時は、未開の地と言うイメージです。

では、大都会東京はと言えば、幕府のお墨付きをもらった「吉原」が有名です。
建前上、性風俗を行っていいのは、吉原だけだったのですが、時代劇など見ていると「岡場所」と言われるところで悪者がきれいな女郎さんと懇ろになっていたりします。

こちらは、無許可の風俗店と言うわけです。

確かに、営業するお店もお店ですが、行く男子も男子です。
有名なところでは、江戸の四宿として栄えた「品川」「内藤新宿(新宿)」「板橋」「千住」などがその様な場所です。

今でも「吉原」と言えば「高級」と言うイメージですが、江戸時代も勿論高級でした。

その点、岡場所は、お手軽な金額で遊べる場所だったと言う事です。
今も昔も変らず、男子の欲望は、際限がなく、それに合わせて産業が拡大するのです。

明治の文人

明治の文人たちが立ち寄った場所というものは、それなりに歴史的価値がある訳ですが、上野、鴬谷近辺と言うのは、やっぱり文人の出没エリアなのでしょう。

    明治雰囲気のお店

文豪、森鴎外も愛した上野には、旧居を保存した立てられた「水月ホテル」があり、「鴎外荘」として宴会などに利用されています。

また、鶯谷まで足を延ばすと正岡子規の愛した「豆腐料理 根ぎし 笹乃雪」さんがあります。

正岡子規は、結核を患っており、残念ながら34歳で亡くなりますが、執筆をしていた場所であり、終焉の地は、根岸でした。
因みに、正岡子規の「子規」ですが、「ホトトギス」だそうです。
ホトトギスは、血を吐くまで鳴くそうで、病の結核と掛けたものだそうです。

町の風景として不思議なのは、鶯谷に沢山のラブホテルがあると言う事です。
鶯谷の駅周辺だけですが、行くと乱立している感が凄いです。

文人が愛した町と言うことで静かな環境と思いきや、ラブホテルが満載。
きっと、昔は、逢引茶屋として始まった物だと思いますが、風俗業の強さを感じます。

一転、山手線の内側は、静かな住宅街と言うか、お寺さんが沢山あります。
根津神社もあり、美味しい和菓子のお店もあるのですが、きっと、明治の文人も愛したのかもしれません。

上野から鶯谷、根津から千駄木当りは普通に歩ける距離ですので、一度あるみるのもいいかもしれません。